酒は少しだったら体にいいの?って聞かれるけど

おはようございます。

今日はお酒について・・・。

2018年、お酒を飲む量はゼロが良い!を裏付ける論文が発表されて話題となりました。
私、実は下戸で、若いころはコンプレックスでもあったんですよね。

・・・だから、というわけではありませんが、ちょっとご紹介まで。
酒は少しだったら体にいいの?って聞かれるけど

<アルコールも癌の原因になります>

 アルコールによって口腔癌、咽喉頭癌、食道癌、肝臓癌、大腸癌、女性の乳癌などの癌のリスクが高くなるのは知られていますね。

 アルコールは肝臓で発癌性のあるアセトアルデヒドに分解!
さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH2)により分解されます。

〇ALDH2は普通に働くタイプ(活性型)
活性型は白人や黒人の大半がこのタイプで、飲み過ぎによるアルコール依存症も問題になります。

〇分解が遅いタイプ(低活性型)
低活性型は顔が赤くなるものの、ある程度呑めるタイプで、日本人の約45%を占めます。コップ1杯のビールで顔が赤くなる体質が、現在又は飲酒を始めた最初の1~2年のいずれかにあった人は低活性型と思われます。このタイプの人が多量のアルコールを飲むようになると癌のリスクが高まるのです。飲酒で顔が赤くなりやすい人、飲酒量の多い人、飲酒に加え喫煙もする人は、積極的に癌検診や内視鏡検査を受けた方がいいと思います。

〇全く働かないタイプ(非活性型)

非活性型は日本人の約5%にみられ、アルコールがまったく飲めない下戸の人です。

 さて、本題です。
☆2018年4月
ー医学雑誌である『Lancet(ランセット)』に掲載された英国ケンブリッジ大学などの研究論文よりー
「死亡リスクを高めない飲酒量は、純アルコールに換算して週に100gが上限」と結論を出しています。
アルコール摂取量が週に100g以下の人では死亡リスクは飲酒量に関わらず一定だったのに、週に100gを超えてから150gくらいまではおだやかに上昇し、それ以降は急上昇!!

 ☆2018年8月
同じく『Lancet』
「195の国と地域で23のリスクを検証した結果、健康への悪影響を最小化するなら飲酒量はゼロがいい」
と結論づけた論文を掲載しちゃったんです。

心疾患(心筋梗塞など)、脳梗塞については少量飲酒で発症リスクが下がるという結果が出ているものの、
癌(特に乳癌)や高血圧などの他の疾患のリスクは少量飲酒においても高まっていくので、心疾患、脳梗塞の予防効果が相殺される
 つまり、、出来るだけ飲まない方がいいんじゃないの?って事ですね。

元々、アルコールは自律神経を乱す原因とされています。
お酒飲んだら、寝つきは良いけど熟睡は出来ない・・・。
酔っぱらって何言ったか覚えてない。
バランス感覚が狂って真っすぐ歩けない。
などなど、例を上げたらキリがありません。

自律神経が乱れるという事は内臓が上手に機能しないという事で、そりゃあナンとかウィルスにも感染しやすくなるというものです。
ただし、楽しくおしゃべりしながら気の合う友達と笑っている時間を過ごすのは自律神経にとても良いんですよね。

時々はお酒もいいんじゃないかな?って思いますよ。
飲みすぎなければね。

あと、無理矢理、嫌なお酒を飲まされるのって、体にも心にも悪いんです。
その辺り、よ~~~く考えて下さいね。

私、お酒を提供する飲食店の敵ではありません。
お酒は飲めませんが、お店の雰囲気は大好きで疫病騒動がなければ食事にも行ってますので・・・。
そこんとこ、よろしくです。

では
☆皆様にとって今日が佳き日でありますように☆

酒は少しだったら体にいいの?って聞かれるけど



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