こぐらんかえった!の理由

「こぐらんかえった!」

遠州弁ではそう言いますね。

今回は、こむら返りについて書かせていただきます。

こむら返り・・・寝ている時、急にふくらはぎがひきつれるように痛くなると、眠れなくなりますよね。
米下腿三頭筋と呼ばれる筋肉がそれです。
こぐらんかえった!の理由

<こむら返り(足のつり)とは何でしょう?>
こむら返りは主に夜におこる足のけいれん発作のこと。
自分の意志とは関係なく足にだけおこり、通常は痛みを伴うのが特徴です。

こむら返りはふくらはぎの筋肉が一番有名ですが、足から太ももまで、脚のどこにでも起こる可能性があり、夜に発生することが多く、通常は数秒から数分しか続きません。

この症状は年齢が上がるごとに発生頻度が高くなり、50歳以上になると三割以上もの方がこむら返りで困っているという報告もあります。
学生の部活中にもこむら返りは起こりやすいですよね。

<こむら返りの原因>

こむら返りの原因については、こんな事が挙げられています。

・運動量の少ない高齢者の筋肉が短縮している。
・妊娠
・脱水
・電解質異常:マグネシウムやカルシウムの欠乏など
・慢性腎不全(透析されている方など)
・末梢の血管疾患(静脈・動脈):静脈瘤や動脈硬化
・末梢の神経障害: 腰椎椎間板ヘルニア・糖尿病など
・甲状腺機能異常
・慢性肝不全
・ウオーミングアップ不足の急な運動
・栄養不足
・水分不足
・筋疲労・
・寒暖差
・コレステロールを下げる薬や利尿薬などの服用

<こんな時にこむら返りは起きる>

・ホルモンのバランスが崩れた時
・体液のバランスが崩れた時
・筋肉を支配する運動神経の興奮が増してしまう時

妊娠中は女性ホルモンを中心にバランスが崩れやすくなり、胎児を守るために全体的に体液量が増加し
母体の静脈還流不全、胎児の成長による母体のホルモンや栄養バランスの崩れが生じます。

高齢者は基本的に筋肉量が少なく、循環不全も起こりやすくなっていますし、若い方でも筋肉を使いすぎると、筋肉内の体液のバランスが乱れやすく、運動神経も興奮しやすくなることから、こむら返りが発症しやすくなります。

<こむら返りの予防法>

① 水分補給
水分バランスはこむら返りに大きく影響すると考えられているので、普段から水分を摂るように努めましょう。
入浴前、入浴後、就寝前にコップ1杯のお水を飲みましょう。

② ミネラル分の補給
マグネシウムやカルシウム・カリウムといったミネラルの補給やこむら返りの有効性が期待されています。
それぞれのミネラルの多い食べ物を上げましたので、参考にしてください

・マグネシウムの多い食べ物: あおさ・わかめ・しらす干し・豆腐・切干大根・五穀米
・カルシウムの多い食べ物: 小松菜・チンゲンサイ・牛乳・ヨーグルト・チーズ・豆腐
・カリウムの多い食べ物:切干大根・ドライトマト・小松菜・バナナ・干しマンゴー・干し柿
・カルシウムの多い食べ物については骨粗しょう症(骨粗鬆症)とカルシウムの多い食べ物についても参考にしてください。

③ ストレッチをし、十分に体を休める
ハムストリングやふくらはぎといった、脚の後ろ側の筋肉を伸ばす運動をしましょう。
ストレッチは30秒以上で効果が発揮されると言われていますが、運動前の性的ストレッチはパフォーマンスが低下します。
運動後や就寝前に筋肉に「これから休むよ~」と合図するつもりで行ってください。


他にも日常の動作やストレス・睡眠状態・生活リズムによる自律神経の乱れがこむら返りに大きく関与します。

整体施術の際、アドバイスもさせていただいておりますよ。

では
☆皆様にとって今日が佳き日でありますように☆
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