おはようございます。
昨日、脂肪について書かせていただきました。
脂肪組織には他にも大切な役割があります。
今回は足首の脂肪組織・・・ケーラー脂肪体についてです。
ケーラー脂肪体の機能は大きく分けて4つあります。
<ケーラー脂肪体の機能>
・後脛骨動静脈と脛骨神経の保護
・アキレス腱、長母趾屈筋の滑走性の維持
・アキレス腱下、アキレス腱付着部の圧縮力の軽減
・後踵骨滑液包の内圧調整と摩擦軽減
簡単に言えばアキレス腱などの滑りを良くして足首の動きを良くしてくれるという
とっても素晴らしい働きをしてくれています。
なので、このケーラー脂肪体が拘縮すると多くの不具合が発生します。
<ケーラー脂肪体の拘縮で生じる影響>
・足首の動きが悪くなる。
・アキレス腱付着部へのストレス増大・・・踵や膝にも負担がかかるようになります。
・後踵骨滑液包の炎症・・・踵の後ろ側が痛くなる。
・アキレス腱の痛みが生じる。
<どんな時に拘縮する?>
・足底筋膜炎(長期化)
・足関節内反捻挫後
・外傷後のギプス固定除去後
・アキレス腱炎
・下腿遠位端骨折術後
・下腿〜足部の位置が崩れているとアキレス腱の深層部を触ると、硬く動きが悪くなっています。
<セルフケア>
左右のアキレス腱の奥をつまむようにして握って固さを確認する。
※痛む方と痛くないほうの差を比較しながら硬さをチェックしてみると、痛い方が硬いことがわかると思います。
ケーラー脂肪体は摩擦刺激で柔軟性が改善するため、治療に関しても評価と同じように硬い部分を中心に左右からの圧迫を繰り返し解していきます。
左右から圧迫しながら,足関節を底背屈運動を繰り返していきましょう。
動画は近日中にInstagramに投稿させていただきます。
では
☆皆様にとって今日が佳き日でありますように☆