臨床操体法とかにラーメン

昨日は一年ぶりにご予約をいただいたお客様のところに出張させていただきました。
「紫斑病で入院してたんです。」
との事でした。

<紫斑病とは>
紫斑(しはん)とは、主に下肢の皮膚にできる点状または斑状の出血のことで、アレルギー性紫斑病(シェーンライン・ヘノ
 ッホ紫斑病)と突発性血小板紫斑病があります。アレルギー性紫斑病は小児に多く、細菌感染(特に溶連菌)、ウイルス
 、食物、薬剤などによる血管炎が原因で腹痛や関節痛、血便などの症状がおこります。突発性血小板紫斑病の原因は不
 明ですが、体内で血小板に対する自己抗体をつくり血小板を破壊してしまう自己免疫疾患、薬剤などが考えられています
 。急性は小児、慢性は成人女性に多く、皮膚や粘膜の出血や紫斑が全身にみられます。

 <治療法>
 通常、血小板数は15万ー35万/mm³ですが、10万/mm³以下になると血小板の止血作用が低下し、血液が固まりにくく
 なります。急性は自然に治癒することが多いので、ほとんどの場合は経過観察です。急性から慢性へ移行する確率も高く
 ありません。慢性の場合は副腎皮質ステロイドを使用し、それでも血小板数が増加しなければ、血小板の破壊に関わっ
 ている脾臓を摘出することで、良好な経過を得る可能性が高くなりました。

 <予防法>

 出血しないように注意することです。特に脳内での出血には注意しなければいけません。小児は紫斑病にともなって腎炎
 を続発させることが多く、血尿や蛋白尿がみられます。ぶつけた覚えがないのに、紫斑ができる場合は早めに受診しまし
 ょう。

「マッサージや指圧では紫斑が出来てしまうので怖いんですが肩こりがひどくて何とかなりませんか?」
とのご依頼でした。
この場合、直接、圧力をかけることは出来ませんので臨床操体法という手技を使用しました。

<臨床操体法とは>
臨床操体法は、仙台在住だった故東北大学教授 橋本 敬三先生が民間
療法の一つだった正体法をもとに作り出した筋骨格系の矯正法である操体
法をベースに、全国療術師協会(大阪)の辻本安久先生(僕達に臨床操体法を教えて下さった先生です。)が全身の各筋肉を緩められるように改良を加えた運動療法です。

・臨床操体法の効果
臨床操体法は、筋骨格系の関係するあらゆる疾患に効果が期待できま
す。具体的には腰の痛み、ヒザなどの関節の痛み、肩の痛みなどです。

重要な基本原理には次の2つがあります。

 1.拮抗反射の原理

 2.連動の原理(運動力学第3法則)


臨床操体法では体を動かし力を入れる時に抵抗を加えることにより
筋肉をゆるめる方法であるから、動きに関する体の深くにある筋肉にまで
作用させることができます。これが、指圧やマッサージとは違うところです。

療術師協会の講義で辻本先生に学んだ技術が役に立ちました。
施術後、大変喜んでいただきこんな物をいただきました。

かにラーメン
かにとラーメン大好きな子ども達・・・大喜びでした。ハート
臨床操体法とかにラーメン



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    この記事へのコメント
    施術喜んでもらえて良かったですね!
    きっと楽になられたんでしょうね
    Posted by としちゃん at 2009年12月23日 08:27
    ☆としちゃんさん!施術の後、笑顔で「楽になったや~。」とおっしゃっていただき僕も嬉しい気持ちで出張から帰宅しました。かにラーメンを見た子ども達が更に嬉しそうな顔をしていました(^^)v
    Posted by マサ・サイキョウマサ・サイキョウ at 2009年12月23日 13:25
    臨床操体法、、初めて聞きました。
    このところちょっと痛いところがあって、興味あります。
    Posted by けいこさんけいこさん at 2009年12月23日 23:23
    ☆けいこさん!近かったら飛んで行くのにな~~(^^)v
    Posted by マサ・サイキョウマサ・サイキョウ at 2009年12月24日 08:06
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