おはようございます。
先日書かせていただいたお尻が痛いとお越し下さったお客様Iさんが昨日、再来店してくださいました。
前よりは痛みが軽くなったものの、まだ痛みがあるということです。
24歳 男性
金属部品加工の作業をされています。
2か月以上前からお尻に違和感があり2週間前から痛みが酷くなった。
体幹伸展、体幹屈曲、しゃがみ込む動作で痛み増幅。
前回お越しいただいた時(2019年6月11日)は足指から胸腰筋膜を中心に施術させていただき、痛みが半分くらいになった。
体幹伸展の痛みは消失したが、体幹前屈の痛み、しゃがみ姿勢の痛みはある。
椅子に座った姿勢で体を屈曲すると腰椎4番付近(多裂筋?)から臀部にかけて痛みが生じる。
仰向け、うつ伏せ、横向きで寝ている状態での痛みはない。
さて・・・やっぱり怪しいのは多裂筋、中殿筋、大腿筋膜張筋、梨状筋あたりかな?
と先日と同じ筋肉に触れてみたんですが、柔らかい状態。
かなり考えました。
考えた結果、椅子に座った状態からの体幹屈曲(前屈)が一番反応が解りやすいと判断。
座位で施術しました。
腰方形筋、腹斜筋、広背筋とアプローチしましたが、前屈での痛みは消えません。
なんなんだ?
施術での予定時間(概ね60~70分)は過ぎましたが、ちょっと粘らせていただいて施術をさせていただくことにしました。
前に屈んだ時の背中の曲がり具合に違和感を持ったので、菱形筋、小円筋など肩甲骨周りにアプローチしたところ、少し痛みが減りました。
さらに肩甲下筋にアプローチ。
すると、ス~っと体が前に倒れます。
まさか、肩甲下筋の緊張ですか!
肩甲下筋を緩めると
「あ、お尻・・・痛くないです」
とIさん。
私も思わず、これかぁ・・・やったね!
とハイテンションになってしまいました。
お尻の痛みを肩甲下筋の施術で取ったことは今までなかったです。
ひょっとして、今まで取り切れなかったお客様の痛みがここにあったのであれば・・・本当に勉強になった貴重な時間でした。
整体師として20年・・・いやぁ、まだまだです。
私を信頼してお付き合いいただいたIさんに心より感謝いたします。
☆皆様にとって今日が佳き日でありますように☆