これからの季節、カイロ貼るなら仙骨部!

池野整体療術所院長 池野昌利

2021年11月06日 08:45

おはようございます。

お客様から
「寒くなって来たんで腰にカイロ貼ってます」
と肋骨の下部にカイロを貼っているのを見せていただきました。

「もう少し下に貼った方が効率いいですよ
とお伝えしました。

それについて今日は書かせていただきます。

カイロを貼る場所は

仙骨の上!!


その理由は、めっちゃ沢山の筋肉が付着して血管、リンパ、太い神経が通る場所であること。
仙骨に付着する筋肉だけ上げてもこんなにあります。

・広背筋:仙骨の正中仙骨稜(棘突起)
・腰腸肋筋:仙骨後面
・胸最長筋:仙骨後面
・多裂筋:仙骨後面
・前仙尾筋:仙骨の前面
・後仙尾筋:仙骨の後面
・腸骨筋:仙骨翼
・大殿筋:仙骨の外側縁
・梨状筋:上位 3 つの前仙骨孔の周囲


脊柱起立筋群は頭部まで伸びますから脳にも良い影響を与えてくれます。
仙骨って凄いですね。

では具体的に仙骨を温めることのメリットを挙げておきます。

① 子宮と卵巣を直に温める。
 子宮と卵巣は仙骨の高さの位置にあります。
仙骨にカイロを貼ると、直線の最短距離で子宮と卵巣に熱を伝えます。
生理痛の大きな原因は子宮の冷えなので仙骨上ににカイロを貼ることで整理痛を緩和してくれます。



② 骨盤の柔軟性を高める
 骨盤が柔軟性は、仙骨と腸骨をつなぐ「仙腸関節」という骨盤の大きな関節が関与します。
仙骨にカイロを貼ることで仙腸関節に付く筋肉、筋膜が温まり、仙腸関節の微妙な可動性をよりよくしてくれます。



③ 自律神経を整える
 仙骨には副交感神経が通り抜けています。
仙骨上を温めることで、副交感神経を活性化させることが出来ます。

  ※多くの人は過剰なストレスによって交感神経が強くなり過ぎ
  心や体のリラックスができず自律神経が乱れています。
  自律神経は内臓の働き、体温、血流など病気に関与する機能を司っています。




④ 全身の血流を良くする。
 仙骨周辺には大きな血管が通っています。
仙骨を温めることでこれらの血管の血流が良くなります。
全身の動静脈に通じて、体を効率よく温めることができます。
特に骨盤内が温まるので、腸内環境も整えてくれます。


仙骨への簡単アプローチ法ですね。
ぜひ、お試しください。

では

☆皆様にとって今日が佳き日でありますように☆






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